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2011年9月25日日曜日

イタリア・セリエA第5節、ボローニャ 1 - 3 インテル 長友フル出場!




9/24 18:00K.O.(日本時間25:00)
ボローニャ1 - 3インテル
0 - 139' パッツィーニ
ディアマンティ(PK) 66'1 - 1
1 - 281' D・ミリート(PK)
1 - 387' ルシオ
ボローニャ
ジレ(71分アッリャルディ);モルレオ(81分)、ポルタノーヴァ、アントンソン、カサリーニ、ムディンガイ、D・ペレス、コネ、ディアマンティ、ラミレス(80分クルヒン)、ディ・ヴァイオ(65分アックアフレスカ)

インテル
ジュリオ・セザル;サネッティ、ルシオ、サムエル、長友佑都、キヴ、コウチーニョ(56分ジョナタン)、カンビアッソ、オビ(65分ムンタリ)、フォルラン(75分D・ミリート)、パッツィーニ
観客:22473人

24日に行われたセリエA第5節、ボローニャ対インテルの一戦は、3-1でアウェーのインテルが勝利を収めた。インテルはラニエリ新監督のデビュー戦を今季初白星で飾っている。

前線でパッツィーニが今季初先発したインテルは、ケガのスナイデルに代わってトップ下にコウチーニョが出場。守備ラインは4バックに戻り、長友は右サイドバックを務め、フル出場している。

試合は立ち上がりからそれぞれにチャンスが生まれた。先に好機を迎えたのはインテル。8分、FKのこぼれ球がフリーのサムエルの元へ渡るが、シュートはGKジレに阻まれた。3分後にはディ・ヴァイオに決定機を許したが、ここはシュートが枠を外れて救われる。
13分にフォルランのミドルがポストを直撃、17分にもコウチーニョが惜しいシュートを放つなど、インテルは少しずつ押し気味に試合を進める。すると39分、フォルラン、カンビアッソとつないで、最後はパッツィーニがミドルでネットを揺らした。

リードを奪って前半を終えたインテルは、50分にもカンビアッソのシュートがクロスバーを叩くなど、後半も主導権を握るかに思われた。だが、徐々に同点を目指すボローニャに押され、ディアマンティやディ・ヴァイオに好機をつくりだされる。

攻められる一方の展開を受け、ラニエリ監督はジョナタン、ムンタリを投入。中盤の守備意識を高めようとする。だが66分、CKの場面でサムエルがポルタノーヴァにファウル。PKを献上してしまい、ディアマンティにこれを沈められ、同点に追い付かれた。

勝利が必要なラニエリ監督は、74分にフォルランを下げてミリートを投入。すると81分、この采配が奏功する。カンビアッソからのパスをパッツィーニがうまくすらすと、走り込んだミリートがモルレオに倒されてPKを獲得。これをミリートが自ら沈め、再びリードを奪い返した。

モルレオの一発退場で数的アドバンテージも手にしたインテルは、87分にもムンタリのFKからルシオがヘディングで加点。リーグ戦4試合目、公式戦6試合目にして、ようやく初の勝利を手に入れた。



ラニエリ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、次のように語った。

「正しい形でスタートすることが非常に重要だった。良いパフォーマンスをするように求めたよ。今の私にとっては結果以上に重要なことだった。90分間をとおして戦うことが大事だったんだ。そして、それをやってくれた。良い試合だったね」

「前半は良かった。相手に1度しかゴールチャンスを許さなかったよ。我々はとても実践的だったし、美しいプレーもいくつかあった。後半は彼らがよりプッシュしてきたから、私が適切と考える交代を行った」

今季初先発のFWジャンパオロ・パッツィーニは貴重な先制点を奪い、そのパッツィーニのスタメンの座を譲ったFWディエゴ・ミリートも、途中出場で1ゴールを挙げている。FWディエゴ・フォルランを含め、ラニエリ監督は前線の選手たちについて、次のように語った。

「パッツィーニとミリートの同時スタメン? どうだろうね。彼らが共存できることはすでに言ったはずだ。異なる特長を持つ2人のゴールゲッターだからだ。選手たちが自信を必要としていることは確信していた。だが、今はケガ人たちを取り戻し、仕事を続けなければならない。まだ何も実現してはいないからだ」

「フォルラン? 彼はセカンドストライカーだよ。今日はその役割を求め、彼は素晴らしい仕事をしてくれた。彼の自己犠牲精神、チームのために仕事をしようという意欲がすごく気に入ったよ」

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