前半戦最後となる試合で、香川が躍動した。7分、フリーランニングで裏へ抜け出し、ロベルト・レヴァンドフスキのゴールをアシストすると、59、70分には絶妙なスルーパスでゴールの起点となり、チームの快勝に大きく貢献。運動量も豊富で、この日チームトップとなる走行距離を記録するなど、前半戦MVPに輝いた昨シーズンを髣髴させるようなプレーを披露した。
これを受け、ドイツ誌『キッカー』は香川にチーム最高点となる「2」を与え、マン・オブ・ザ・マッチに選出。「チームへの献身性、創造性、スピーディーな動きと思考。砂糖のような甘いパスで3ゴールの起点となった」と絶賛した。
また、ブレーメン戦でハットトリックを達成し、今節のMVPに輝いたシャルケFWのラウール・ゴンザレスらとともに、今シーズン3度目となるベストイレブンにも選出されている。
バイエルンと勝ち点3差の2位で前半戦を折り返したドルトムント。リーグ戦連覇を射程圏内にとらえているだけに、このプレーを持続していきたいところだ。後半戦の初戦は来年1月22日のハンブルガーSV戦となる。
■第17節ベストイレブン
GK:モハメド・アムシフ(アウクスブルク)
DF:ベネディクト・ヘヴェデス、キリアコス・パパドプロス(ともにシャルケ)、パウル・フェルハーフ(アウクスブルク)、クリスティアン・フクス(シャルケ)
MF:トニ・クロース(バイエルン)、香川真司(ドルトムント)、ラウール・ゴンザレス(シャルケ)
FW:クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)、マリオ・ゴメス(バイエルン)、ロベルト・レヴァンドフスキ(ドルトムント)
なお、現在までの評価店ランキングにも香川はブンデスリーガで2位の平均採点を得ている。
順位 | 選手名 | 所属チーム | 平均採点 | 試合数 | |||
1. | マリオ・ゲッツェ | ドルトムント | 6.19 | 8 | / 14 | ||
2. | 香川真司 | ドルトムント | 6.05 | 10 | / 15 | ||
3. | ロベルト・レヴァンドフスキ | ドルトムント | 6.03 | 11 | / 17 |
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