ローマからユベントスにレンタル中の29才のフォワード、ボリエッロは今冬1月から加入し、途中出場した試合を含めてセリエ8試合に出場し、未だにゴールは挙げられてはいない。しかしユベントス側はシーズン終了後に、ボリエッロの買取オプションを実行することを明言している。
「僕はゴールを決めれていないことを問題にしてはいない。チームの勝利のことだけを考えてプレーしている。そのためにいつでも準備を整えているさ」
と話している。
一方、ビッククラブから注視されているナポリのFWカバーニだが、代理人が来季ナポリから離れることはないと発言。
本人は「現在の2016年までの契約を尊重したいと思っている。金銭的な問題も重要だがそれよりチームの将来のことを一番に考えたいよ」とコメントしている。
チームは現在勝ち点51で5位の位置に付けているが、今シーズンチャンピオンズリーグでの躍進ぶりを見ると、カバーニ自身来季もチャンピオンズリーグに出場したいと考えている。
セリエAのCL出場権は上位3位まで。3位のラツィオとは勝ち点差が4となっている。もしチームがCL出場権を取れないとなるとカバーニの去就がどうなるのか非常に興味が出るところだ。
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2012年1月25日水曜日
コッパ・イタリア準々決勝、ユヴェントス 3 - 0 ローマ
L・エンリケ、3失点敗退も「後半は良かった」
1/24 20:45K.O.(日本時間28:45) | ||
ユヴェントス | 3 - 0 | ローマ |
ジャッケリーニ 6' | 1 - 0 | |
デル・ピエロ 30' | 2 - 0 | |
OG(ケアー) 90' | 3 - 0 | |
ユヴェントス: ストラーリ;ボヌッチ、バルツァッリ、キエッリーニ、リヒトシュタイナー、マッローネ、ピルロ、ジャッケリーニ(88分クラシッチ■)、エスティガリビア■、ボッリエッロ(63分マトリ)、デル・ピエロ ローマ: ステーケレンブルフ;タッデイ、エインセ、ケアー、ホセ・アンヘル、ファビオ・シンプリシオ■(67分グレーコ)、ガゴ、ピャニッチ■、トッティ■(72分ペッロッタ)、ボージャン(58分ボリーニ)、ラメラ■(68分) | ||
ユヴェントスが準決勝へ |
ローマは24日、コッパ・イタリア準々決勝でユヴェントスと対戦し、敵地で0-3と敗れた。ベスト4進出を逃したルイス・エンリケ監督だが、後半のパフォーマンスを称え、前を向かなければいけないと話している。
開始早々にMFエマヌエレ・ジャッケリーニの先制点を許し、30分にもFWアレッサンドロ・デル・ピエーロに見事なゴールを決められたローマ。終了直前にはDFシモン・ケアーのオウンゴールもあり、リーグ戦4連勝という好調ぶりにブレーキをかけられてしまった。
開始早々にMFエマヌエレ・ジャッケリーニの先制点を許し、30分にもFWアレッサンドロ・デル・ピエーロに見事なゴールを決められたローマ。終了直前にはDFシモン・ケアーのオウンゴールもあり、リーグ戦4連勝という好調ぶりにブレーキをかけられてしまった。
だが、L・エンリケ監督はイタリア『RAI』で、次のように話している。
「精神的な問題? まったくなかったよ。前半はいくつかミスがあった。後半のプレーは良かったよ。私は望んでいたものを目にすることができた。結果はひどいものとなったが、このまま続けていこう。私は、ウチがユヴェントスを下回っていたとは思わない」
「こういう試合では、小さなディテールが重要となる。最初の2失点で我々はミスを犯した。だが、後半については選手たちを称えたい。次のリーグ戦のことを考えよう。我々は仕事をして、さらに成長しなければいけないんだ。とにかく、我々は正しい道にいるよ」
一方、今季初得点をマークしたユベントスのデルピエロはイタリア『RAI』のインタビューで次のように語った。
今季でユヴェントスを退団予定のデル・ピエーロは、今後のことやコンテ監督からの賛辞、またしのぎを削り合ってきたローマFWフランチェスコ・トッティとの対戦について、このように話している。
「将来? チームメートたちと同じように、このまま気迫で続けていこう。監督の賛辞はうれしいね。大事なのは同じ目標を持つことだ。それ以外のことは、もっと先になってから考えよう」
「トッティとの対戦? 彼は素晴らしい記録(同一クラブでのセリエA通算最多得点記録)を樹立した。ローマだけじゃなく、イタリアサッカー界にとって重要な存在だ。僕らは一緒にその役割を果たし、ベルリンでは世界王者になった。いつだって彼との対戦は素晴らしいものさ」、準決勝でミラン対ラツィオの勝者と対戦する。
ローマを下したユヴェントスは、準決勝でミラン対ラツィオの勝者と対戦する。
2012年1月22日日曜日
トッティがセリエA新記録を樹立
(現地時間)21日に行われたチェゼーナ戦でフランチェスコ・トッティは2ゴールをマークし、自身の通算得点を211得点に。これにより、これまで1950年代にグンナー・ノルダールがミランで記録した210得点という、「一つのクラブで記録した最多ゴール数」を抜き、セリエA新記録を達成。試合後、『Sky Sport Italia』のインタビューに応じ、その喜びを語った。
「この瞬間はずっと願っていたことだ。一つのクラブでプレーして、記録を破りたいって思っていたからね」
「しかも、さらに素晴らしいことはロマニスタの前で達成したということ。素晴らしいローマを見せられたね。おれたちはようやく自分たちの道を見つけることが出来たし、このまま進んでいきたいよ」
「このゴールは、二日前に誕生日を迎えた義理の姉妹に、そして、コスタ・コンコルディアの事故に遭われた方々へ捧げたいと思う」
1/21 18:00K.O.(日本時間26:00) | ||
ローマ | 5 - 1 | チェゼーナ |
トッティ 1' | 1 - 0 | |
トッティ 8' | 2 - 0 | |
ボリーニ 9' | 3 - 0 | |
3 - 1 | 59' エデル | |
フアン 62' | 4 - 1 | |
ピャニッチ 70' | 5 - 1 | |
ローマ: ステーケレンブルフ;フアン(74分ケアー)、エインセ、ロージ、タッデイ、ピャニッチ、ガゴ、グレーコ、ラメラ(54分ボージャン)、トッティ(65分ヴィヴィアーニ)、ボリーニ チェゼーナ: アントニオーリ;G・ロドリゲス、ラウロ(67分モラス)、コモット、フォン・ベルゲン、グアーナ、G・コルッチ(77分ベナルアン■)、パローロ、チェッカレッリ、ムトゥ(46分カンドレーヴァ)、エデル |
2012年1月12日木曜日
2012年1月9日月曜日
ようやく今季初得点のトッティ 「遅れてゴメン」
1/8 15:00K.O.(日本時間23:00) | ||
ローマ | 2 - 0 | キエーヴォ |
トッティ(PK) 34' | 1 - 0 | |
トッティ(PK) 78' | 2 - 0 | |
ローマ: ステーケレンブルフ;ホセ・アンヘル、エインセ■、フアン、デ・ロッシ(80分グレーコ)、ピャニッチ、ファビオ・シンプリシオ(69分ガゴ)、タッデイ、ラメラ、ボージャン■、トッティ■(89分カプラーリ) キエーヴォ: ソッレンティーノ;ツェサル■、ヨキッチ、アンドレオッリ、フレイ、ルシアーノ、ヘテマイ■(82分リゴーニ)、ブラッドリー、テレオ(84分ウリベ)、パロスキ(61分モスカルデッリ)、ペリシエ |
ローマFWフランチェスコ・トッティが、8日のキエーヴォ戦で、今シーズン初ゴールを記録した。ついにゴールネットを揺らしたローマのキャプテンは、安堵をあらわにしている。
PKによる2ゴールでチームを2-0の勝利へ導いたトッティ。昨年5月22日以来、実に231日ぶりとなる得点を挙げた際、トッティはユニフォームの下に着ていたTシャツのメッセージを見せている。そこに書かれていたのは、「遅れてゴメン」。ハーフタイムのインタビューで、トッティは「今週用意しておいたんだ」と話した。
PKによる2ゴールでチームを2-0の勝利へ導いたトッティ。昨年5月22日以来、実に231日ぶりとなる得点を挙げた際、トッティはユニフォームの下に着ていたTシャツのメッセージを見せている。そこに書かれていたのは、「遅れてゴメン」。ハーフタイムのインタビューで、トッティは「今週用意しておいたんだ」と話した。
トッティはこの日の2得点で、セリエAでの得点記録を209ゴールとした。これは、ミランで210ゴールをマークしたグンナー・ノルダール氏に次いで、単一クラブでの最多得点記録歴代2位となる。試合後、同選手は次のように喜びを語った。
「解放されたね。遅かれ早かれ、ゴールを取り戻せることは分かっていた。新年を良い形で始めたかったんだ。この日をずっと待っていた。自分のゴールで試合に勝つのは、久しぶりのことだね」
「今のオレたちは自分たちのことを考えなければいけない。この姿勢を続ければ、上にいるチームたちを抜くこともできるはずだ」
「解放されたね。遅かれ早かれ、ゴールを取り戻せることは分かっていた。新年を良い形で始めたかったんだ。この日をずっと待っていた。自分のゴールで試合に勝つのは、久しぶりのことだね」
「今のオレたちは自分たちのことを考えなければいけない。この姿勢を続ければ、上にいるチームたちを抜くこともできるはずだ」
さらに、ローマは今季で契約が満了するデ・ロッシに対し、新契約の最終オファーを提示したと言われている。マンチェスター・シティなどの関心が取りざたされる同選手について、L・エンリケ監督は次のように話した。
「私は彼がローマに残ると思う。人生でもそうだが、サッカーにおいても、お金がすべてではないんだ。選手が未来を決めるときは、愛情も考慮するものだよ。彼はここで非常にうまくやっている。どうして出て行かなければいけないんだ? 1月の退団などあり得ない」
と、去就が注目されているMFダニエレ・デ・ロッシの契約延長に自信を示した。
また、ローマはFWパブロ・オスバルドが負傷で2カ月の離脱となった。FWマルコ・ボリエッロをユヴェントスへ放出したばかりだけに、再びストライカーの獲得に動くと言われている。だが、L・エンリケ監督は補強を否定した。
「新たなFWが加わるとは思わない。むしろ、私はクラブに人員整理を頼んだ。ウチのチームは競争力があるし、優れた下部組織の選手たちもいる。むしろ、何人か減らさなければいけないんだ。(ダビド・)ピサーロ? 問題はない。チリへは許可を得て戻った。移籍については戻ってから話す」
と、去就が注目されているMFダニエレ・デ・ロッシの契約延長に自信を示した。
また、ローマはFWパブロ・オスバルドが負傷で2カ月の離脱となった。FWマルコ・ボリエッロをユヴェントスへ放出したばかりだけに、再びストライカーの獲得に動くと言われている。だが、L・エンリケ監督は補強を否定した。
「新たなFWが加わるとは思わない。むしろ、私はクラブに人員整理を頼んだ。ウチのチームは競争力があるし、優れた下部組織の選手たちもいる。むしろ、何人か減らさなければいけないんだ。(ダビド・)ピサーロ? 問題はない。チリへは許可を得て戻った。移籍については戻ってから話す」
2011年12月13日火曜日
トッティがPK失敗 ローマ対ユーヴェはドロー
12/12 20:45K.O.(日本時間28:45) | ||
ローマ | 1 - 1 | ユヴェントス |
デ・ロッシ 6' | 1 - 0 | |
1 - 1 | 61' キエッリーニ | |
ローマ: ステーケレンブルフ;ホセ・アンヘル、エインセ、デ・ロッシ■、ピャニッチ■(75分ペッロッタ)、タッデイ、グレーコ■、ヴィヴィアーニ(59分ファビオ・シンプリシオ)、ラメラ、オスバルド(87分ボッリエッロ)、トッティ ユヴェントス: ブッフォン;リヒトシュタイナー、ボヌッチ■、キエッリーニ、バルツァッリ、ピルロ、マルキジオ、ビダル■、ペーペ(87分エリア)、エスティガリビア(73分ジャッケリーニ)、マトリ(68分クアッリャレッラ■) |
ローマは12日、セリエA第15節でユヴェントスと対戦し、ホームで1-1と引き分けた。ルイス・エンリケ監督は試合後、首位を相手に勝ち点1を獲得したことに満足感を表している。
MFダニエレ・デ・ロッシのゴールで先制したローマは、後半に同点に追い付かれた直後、PKを得て勝ち越しのチャンスを迎えた。だが、キャプテンのFWフランチェスコ・トッティがPKをGKジャンルイジ・ブッフォンに止められ、勝利を手にすることはできていない。
MFダニエレ・デ・ロッシのゴールで先制したローマは、後半に同点に追い付かれた直後、PKを得て勝ち越しのチャンスを迎えた。だが、キャプテンのFWフランチェスコ・トッティがPKをGKジャンルイジ・ブッフォンに止められ、勝利を手にすることはできていない。
だが、L・エンリケ監督はイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、トッティのPK失敗に落胆をうかがわせながらも、試合に満足していると語った。
「(トッティのPKが)決まることを願っていた。だが、フランチェスコの前にいたのはブッフォンだ。トッティの素晴らしいクオリティーを打ち消されてしまったね。最初の5分間はうまくやった。それからユヴェントスが出てきたんだ。ユーヴェは素晴らしい監督に率いられた素晴らしいレベルのチームだよ」
「チームの姿勢は良かった。(0-3と完敗した前節)フィオレンティーナ戦と変わらなかったよ。違ったのは結果だ。意欲と気迫があった。応援も良かったね。満足している。前半はボールをキープしようとしたが、ユーヴェのプレスがいつものように激しく、我々が問題を抱えた。彼らが追い付いてからはボールを持つことができ、チャンスをつくったね。この姿勢を維持しよう」
「(トッティのPKが)決まることを願っていた。だが、フランチェスコの前にいたのはブッフォンだ。トッティの素晴らしいクオリティーを打ち消されてしまったね。最初の5分間はうまくやった。それからユヴェントスが出てきたんだ。ユーヴェは素晴らしい監督に率いられた素晴らしいレベルのチームだよ」
「チームの姿勢は良かった。(0-3と完敗した前節)フィオレンティーナ戦と変わらなかったよ。違ったのは結果だ。意欲と気迫があった。応援も良かったね。満足している。前半はボールをキープしようとしたが、ユーヴェのプレスがいつものように激しく、我々が問題を抱えた。彼らが追い付いてからはボールを持つことができ、チャンスをつくったね。この姿勢を維持しよう」
ユーヴェMFアンドレア・ピルロを止めたことについても、L・エンリケ監督は評価しているようだ。
「彼に簡単にボールを持たせないことが目標の一つだった。(ミラレム・)ピアニッチや中盤全体が良い仕事をしたね。試合のほぼすべてでピルロを止めることができた」
進退も騒がれるL・エンリケ監督だが、自らの去就については次のように話している。
「私はずっとクラブが私を信頼してくれていると感じている。大きなチャンスを与えてくれているね。ただ、サッカーでは何があるか分からないものだ。ローマの過去2人の指揮官は、それぞれ辞任して去っていった。私は、自分がチームやクラブの問題だと気付くまで、自分の仕事を続ける」
2011年10月2日日曜日
2011年9月26日月曜日
2011年9月23日金曜日
イタリア・セリエA試合結果 - 第4節 ローマ 1 - 1 シエナ マッチレポ付
9/22 20:45K.O.(日本時間27:45) | ||
ローマ | 1 - 1 | シエナ |
オスバルド 25' | 1 - 0 | |
1 - 1 | 88' ヴィティエッロ | |
ローマ: ロボンツ;ホセ・アンヘル、ケアー、N・ブルディッソ■、デ・ロッシ、ペッロッタ(75分シシーニョ)、ピャニッチ、ピサーロ(46分ガゴ)、オスバルド、トッティ、ボッリエッロ(67分ボリーニ) シエナ: ブルキッチ;ヴィティエッロ、コンティーニ、ペゾーリ、デル・グロッソ(75分A・ロッシ■)、ヴェルガッソラ、アンジェロ(46分P・ゴンサレス)、ボルゾーニ、グロッシ(64分テルツィ)、ブリエンツァ、カライオ |
序盤からローマが高いポゼッション率をほこり、シエナが自陣に引いて守る攻防が続く。
しかし25分にSBのホセエンリケの鋭い切り替えしからのシュート性のクロスに
ボリエッロが反応しさらに中に入れると、オスバルドが押し込みローマが先制。
そのあとシエナが攻勢に出るとローマのボールロストを拾いカウンター。
ブリエンツァの浮き玉のパスにカライオが抜け出してシュートを打つが惜しくも右に外れる。
その後もブリエンツァとアンジェロとこの二人が良く絡んだカウンター攻撃を見せる。
こう着状態のまま前半が終了し、後半が始まるとローマがまたボールポゼッション率を高める。
デロッシを開いたCBの間に引かせて、中盤2枚が受け手になりながらSBを高い位置に押し上げて攻め上げようとするが、
3TOPにいるのがトッティ、ボリエッロ、オズヴァルドとみんなCFタイプで、サイドから崩すという場面がなかなか生まれない。
最終ラインでもCBのケアーやデロッシなどがパスミスする場面が目立つ。しかし守備面ではケアーは体を張った守備が印象的。
前が渋滞状態になるとピャニッチがシュートを放ったり、ロングボールが目立つ。
こう着状態を打開しようとルイスエンリケ監督がボリエッロに代えてボリーニ。ピサーロに代えてガゴを投入。
しかし流れは変わらずシエナのカウンターを食らってしまう。
ブリエンツァのシュートがポストに当たってこぼれた所をSBのヴィティエッロが押し込んで同点にされてしまい、試合は終了。
ボールポゼッションはできるが、全員が連動したプレッシングと、サイドから切り崩せる、局面を打開できる選手の必要性が浮き彫りになった試合だった。
2011年9月18日日曜日
2011年9月17日土曜日
2011年9月12日月曜日
2011年9月8日木曜日
【特集】いよいよ開幕のセリエAを見よう!第1弾ASローマ編
今シーズンASローマは何かもが新体制となった。まず18年間ローマの実質的支配者であったセンシ・ファミリーからアメリカ人オーナーに変わった事だ。彼らはローマを3,4年後には世界1のビッククラブにすると強気な発言。実際にこの夏に大幅に戦力獲得をした。
早い時期にオランダ代表GKマールテン・ステケレンブルク、スペイン期待のSBホセ・アンヘル、豊富な経験を持つガブリエル・エインセ U20大会で圧倒的な存在感を示したアルゼンチン期待の星エリック・ラメラ それからバルセロナからボージャン・クルキッチを獲った。もちろんフィリップ・メクセス ジェレミー・メネズ ミルコ・ヴチニッチといった実力者が出て行ってしまった事実もあるが、移籍期限ギリギリにリヨンでまだ10代だったにもかかわらずトップ下を任されていたミラレム・ピャニッチ それからR・マドリーからアルゼンチン代表MFフェルナンド・ガゴ、かねてから将来を嘱望されチェルシーに引き抜かれていた若手FWファビオ・ボリーニの存在も大きい。
トータルで考えれば明らかに戦力は上がっている。
しかしイタリア紙はどこも今シーズンローマが輝く可能性は低いと見ている。それはなぜか。

新しく就任した監督、ルイス・エンリケは現役時代R・マドリーとバルセロナでプレーをしており、スペイン代表としても主力として活躍した名選手。しかしセリエAでプレイした経験は皆無。いわゆるイタリアサッカーにコネクションがあるわけでも見識がある訳でもない。
ではなぜ彼がローマの新監督に抜擢されたか。それは新オーナーのアメリカ人が今一番強いサッカーはバルセロナであり、バルセロナの戦術をローマに取り入れるべく、バルセロナBで指揮を取っていたルイス・エンリケに白羽の矢が当たったということだ。
しかしこれはいささか浅はかな考えといわざるを得ない。
もちろんこれだけ戦力を整えたならバルセロナのようなサッカーは実現できるという見方もある。しかし前回の特集でも述べたようにバルセロナのサッカー戦術は的確な判断をしろ、というもの。
幼い頃からバルセロナの下部組織で育ってきた選手ならともかく、ローマのシンボルともいえるトッティや、デロッシ等はローマ下部組織出身であり、彼らに新しい戦術がすんなり受け入れられるかというのが疑問だ。しかしここに関しては非常に明るい見方ができる。それはなぜか。
ローマは以前ルチアーノ・スパレッティ監督時代に好成績を収めた経験があった。
その時彼の取っていた戦術は、柔軟性にあふれ常に何通りのシステムを使い分け、選手はスペースに各ポジションに拘らずに選手選手の間に流動的に走り、1トップだったのはMFのトッティで、昨季はウイングのタッデイやマンシーニが1トップをつとめていたこともあったほど。当然上背はなく、ロングボールを蹴ることはしない。低いボールをつないで、中央、サイド突破するというスタイルだった。
このシステムは画期的でよく0トップシステムと話題になったほどだ。
このシステムで実際に毎年2位に食い込み、ラストの年ではインテルと最後まで優勝争いをしていたほどだったから結果がすべてのサッカーでは、トッティもデロッシも多少のいざこざはあれこのスパレッティの改革を選手達全員が受け入れたという経緯がある。
だから今度新しくエンリケ監督がとるバルセロナ流サッカーを彼らが受け入れるだろうというのも比較的楽観視できる問題だ。
ただ話はこれだけで終わらない。ローマには今2つの懸案要素があるといえる。
1つはバルセロナ流サッカーをローマの選手が受け入れたとして、それで果たして実際に試合で勝てるかということ。
もう一つは今回新しく獲得した選手、特にボージャンのメンタル的な問題だ。
まず一つ目から考えていこう。バルセロナの戦術は的確な判断をしろということ。そしてその的確な判断を試合で実行できうる高度の能力を持津選手達がプレイをするというもの。しかしローマで本当に高度な能力を持っているという選手つまりワールドクラスの選手はトッティとデロッシしかいないとイタリア紙は軒並みこう評価している。

もちろん今回獲得した選手の能力が並だというわけではない。彼らはベテランでも若手でもトップクラスの選手が多い。特に今回獲得した選手ではボージャン、ピャニッチ、ラメラ、ホセエンリケ、ガゴ、ステケレンブルクなどいずれもトップクラスの実力を持っているといえよう。さらに付け加えれば、元々いた選手でもボリエッロ、タッデイ、ペッロッタ、ファン等もトップクラスだろう。
しかしトップクラスではだめなのだ。ワールドクラスの選手がいてはじめてバルセロナのサッカーは機能する。それの典型的ないい例がアーセナルである。アーセナルもトップクラスの選手を多く抱え、戦術は微妙な誤差はあるとはいえバルセロナのサッカーに近いものがあった。しかしアーセナルはパスを回すだけで決定機を作れず、結局引き分け最悪試合を完全に支配していながら逆転負けする場面はなどここ5年間でいやというほど見てきた。
ローマがそれの再現になるという可能性は否定できない。実際にローマが最近行った試合でも、ボール支配率は高いがゴールを奪えず最終的に引き分ける。負けてしまう。ヨーロッパリーグプレイオフで見せた2試合はまさにそんな試合だった。
つまりバルセロナのサッカーを実行するためにはトップクラスの選手ではだめなのだ。ワールドクラスの選手でなければ。エンリケ監督はバルセロナのサッカーをするということに固執しないとインタビューでも答えていた。もっと柔軟にボージャンが不調ならトッティをトップに置く。パス回しが機能しないなら後半途中から戦術を変えるなど。そうすると毎試合の勝利率は確実に上がるはずだ。
それともうひとつ懸念材料は今季間違いなくチームの1番の得点源となるだろうボージャンのメンタル的な問題だ。インタビュー記事を読むと幼い時からずっとすごしてきバルセロナから放出されたというのはやはり本人も相当堪えているらしい。憂き目を食らったエリートが立ち直れるかというのも大きな問題だ。
トッティも故障が多く、ボリエッロとボージャンどちらを先発で使うかとなるともちろんエンリケ監督は同じくバルセロナからきた同じスペイン人のボージャンを使うだろう。そういう意味でも今シーズンのローマの得点力はまさにボージャンにかかってるといえる。まだ若いボージャン、しかもエリートタイプのボージャンが今季どこから本来のポテンシャルを発揮できるかということだ。
これだけネガティブな内容を書いてきたがローマの第1節の相手は格下のカリアリ。さらに監督はあまり実力的には評価されていないドナドーニ。もしカリアリが相手の弱点を突くような戦術を取らず、つまりスペースを与えずガチガチに引きまくるという守備的戦術を取らない限りローマが勝つ可能性は高いといえる。さらに1番大事なのはボージャンが得点を決めるということだ。

ELプレイオフでも何度もシュートをはずし、自信喪失気味ともいえるボージャン。それでもエンリケ監督は必ずボージャンを先発で起用してくるだろう。もし彼が一気に爆発し2点3点でも取れば一気に波に乗るということも考えられる。個人的には今季はローマが一番面白いサッカーをするということは確信している。それが結果に結びつくことを祈るばかりだ。
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早い時期にオランダ代表GKマールテン・ステケレンブルク、スペイン期待のSBホセ・アンヘル、豊富な経験を持つガブリエル・エインセ U20大会で圧倒的な存在感を示したアルゼンチン期待の星エリック・ラメラ それからバルセロナからボージャン・クルキッチを獲った。もちろんフィリップ・メクセス ジェレミー・メネズ ミルコ・ヴチニッチといった実力者が出て行ってしまった事実もあるが、移籍期限ギリギリにリヨンでまだ10代だったにもかかわらずトップ下を任されていたミラレム・ピャニッチ それからR・マドリーからアルゼンチン代表MFフェルナンド・ガゴ、かねてから将来を嘱望されチェルシーに引き抜かれていた若手FWファビオ・ボリーニの存在も大きい。
トータルで考えれば明らかに戦力は上がっている。
しかしイタリア紙はどこも今シーズンローマが輝く可能性は低いと見ている。それはなぜか。

新しく就任した監督、ルイス・エンリケは現役時代R・マドリーとバルセロナでプレーをしており、スペイン代表としても主力として活躍した名選手。しかしセリエAでプレイした経験は皆無。いわゆるイタリアサッカーにコネクションがあるわけでも見識がある訳でもない。
ではなぜ彼がローマの新監督に抜擢されたか。それは新オーナーのアメリカ人が今一番強いサッカーはバルセロナであり、バルセロナの戦術をローマに取り入れるべく、バルセロナBで指揮を取っていたルイス・エンリケに白羽の矢が当たったということだ。
しかしこれはいささか浅はかな考えといわざるを得ない。
もちろんこれだけ戦力を整えたならバルセロナのようなサッカーは実現できるという見方もある。しかし前回の特集でも述べたようにバルセロナのサッカー戦術は的確な判断をしろ、というもの。
幼い頃からバルセロナの下部組織で育ってきた選手ならともかく、ローマのシンボルともいえるトッティや、デロッシ等はローマ下部組織出身であり、彼らに新しい戦術がすんなり受け入れられるかというのが疑問だ。しかしここに関しては非常に明るい見方ができる。それはなぜか。
ローマは以前ルチアーノ・スパレッティ監督時代に好成績を収めた経験があった。
その時彼の取っていた戦術は、柔軟性にあふれ常に何通りのシステムを使い分け、選手はスペースに各ポジションに拘らずに選手選手の間に流動的に走り、1トップだったのはMFのトッティで、昨季はウイングのタッデイやマンシーニが1トップをつとめていたこともあったほど。当然上背はなく、ロングボールを蹴ることはしない。低いボールをつないで、中央、サイド突破するというスタイルだった。
このシステムは画期的でよく0トップシステムと話題になったほどだ。
このシステムで実際に毎年2位に食い込み、ラストの年ではインテルと最後まで優勝争いをしていたほどだったから結果がすべてのサッカーでは、トッティもデロッシも多少のいざこざはあれこのスパレッティの改革を選手達全員が受け入れたという経緯がある。
だから今度新しくエンリケ監督がとるバルセロナ流サッカーを彼らが受け入れるだろうというのも比較的楽観視できる問題だ。
ただ話はこれだけで終わらない。ローマには今2つの懸案要素があるといえる。
1つはバルセロナ流サッカーをローマの選手が受け入れたとして、それで果たして実際に試合で勝てるかということ。
もう一つは今回新しく獲得した選手、特にボージャンのメンタル的な問題だ。
まず一つ目から考えていこう。バルセロナの戦術は的確な判断をしろということ。そしてその的確な判断を試合で実行できうる高度の能力を持津選手達がプレイをするというもの。しかしローマで本当に高度な能力を持っているという選手つまりワールドクラスの選手はトッティとデロッシしかいないとイタリア紙は軒並みこう評価している。

もちろん今回獲得した選手の能力が並だというわけではない。彼らはベテランでも若手でもトップクラスの選手が多い。特に今回獲得した選手ではボージャン、ピャニッチ、ラメラ、ホセエンリケ、ガゴ、ステケレンブルクなどいずれもトップクラスの実力を持っているといえよう。さらに付け加えれば、元々いた選手でもボリエッロ、タッデイ、ペッロッタ、ファン等もトップクラスだろう。
しかしトップクラスではだめなのだ。ワールドクラスの選手がいてはじめてバルセロナのサッカーは機能する。それの典型的ないい例がアーセナルである。アーセナルもトップクラスの選手を多く抱え、戦術は微妙な誤差はあるとはいえバルセロナのサッカーに近いものがあった。しかしアーセナルはパスを回すだけで決定機を作れず、結局引き分け最悪試合を完全に支配していながら逆転負けする場面はなどここ5年間でいやというほど見てきた。
ローマがそれの再現になるという可能性は否定できない。実際にローマが最近行った試合でも、ボール支配率は高いがゴールを奪えず最終的に引き分ける。負けてしまう。ヨーロッパリーグプレイオフで見せた2試合はまさにそんな試合だった。
つまりバルセロナのサッカーを実行するためにはトップクラスの選手ではだめなのだ。ワールドクラスの選手でなければ。エンリケ監督はバルセロナのサッカーをするということに固執しないとインタビューでも答えていた。もっと柔軟にボージャンが不調ならトッティをトップに置く。パス回しが機能しないなら後半途中から戦術を変えるなど。そうすると毎試合の勝利率は確実に上がるはずだ。
それともうひとつ懸念材料は今季間違いなくチームの1番の得点源となるだろうボージャンのメンタル的な問題だ。インタビュー記事を読むと幼い時からずっとすごしてきバルセロナから放出されたというのはやはり本人も相当堪えているらしい。憂き目を食らったエリートが立ち直れるかというのも大きな問題だ。
トッティも故障が多く、ボリエッロとボージャンどちらを先発で使うかとなるともちろんエンリケ監督は同じくバルセロナからきた同じスペイン人のボージャンを使うだろう。そういう意味でも今シーズンのローマの得点力はまさにボージャンにかかってるといえる。まだ若いボージャン、しかもエリートタイプのボージャンが今季どこから本来のポテンシャルを発揮できるかということだ。
これだけネガティブな内容を書いてきたがローマの第1節の相手は格下のカリアリ。さらに監督はあまり実力的には評価されていないドナドーニ。もしカリアリが相手の弱点を突くような戦術を取らず、つまりスペースを与えずガチガチに引きまくるという守備的戦術を取らない限りローマが勝つ可能性は高いといえる。さらに1番大事なのはボージャンが得点を決めるということだ。

ELプレイオフでも何度もシュートをはずし、自信喪失気味ともいえるボージャン。それでもエンリケ監督は必ずボージャンを先発で起用してくるだろう。もし彼が一気に爆発し2点3点でも取れば一気に波に乗るということも考えられる。個人的には今季はローマが一番面白いサッカーをするということは確信している。それが結果に結びつくことを祈るばかりだ。
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