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2012年2月27日月曜日

イタリア・セリエA第25節、ナポリ 1 - 0 インテル

混迷インテル、ナポリに敗れて4連敗 長友はフル出場






2/26 20:45K.O.(日本時間28:45)
ナポリ1 - 0インテル
ラベッシ 59'1 - 0
ナポリ
デ・サンクティス;P・カンナヴァロ、カンパニャーロ、アロニカ(79分)、スニガ、ジェマイリ(89分ドッセーナ)、ガルガノ、マッジョ、インレル、ラベッシ(83分ブリトス)、カバーニ

インテル
ジュリオ・セザル;サネッティ、ルシオ、サムエル、長友佑都、ファラオーニ、スタンコヴィッチ(67分ポーリ)、カンビアッソ、スナイデル(46分パッツィーニ)、フォルラン(46分コルドバ)、D・ミリート


26日に行われたセリエA第25節、ナポリ対インテルの一戦は、1-0でホームのナポリが勝利を収めた。インテルDF長友佑都はフル出場を果たしたが、チームはリーグ4連敗、公式戦で8戦7敗と混迷を極めている。

マイコンが負傷離脱したインテルは、ファラオーニが右サイドバックを務め、長友は左サイドバックで起用。前線はスナイデルがトップ下に入り、ミリートとフォルランがコンビを組んだ。対するナポリは、出場停止のハムシクの代役をジェマイリが務める。


拮抗した立ち上がりを経て、徐々に主導権を握ったのはナポリ。運動量豊富なラベッシのスピードとドリブルを武器に、25分にはジェマイリが強烈なシュートを放つが、これはGKジュリオ・セーザルに阻まれた。29分にもラベッシのFKにカバーニが合わせられるが、これも枠をとらえない。

インテルはスナイデルにボールを預けるが、思うように攻撃を組み立てることができず。43分にはスナイデルがFKからゴールを目指したが、シュートはわずかにバーの上へ。ナポリ優勢のまま、試合はスコアレスで前半を終える。

ハーフタイムに動いたのは、インテルのラニエリ監督だった。フォルランとスナイデルを下げ、パッツィーニとコルドバを投入。ファラオーニと長友をサイドハーフに上げ、3-5-2へと移行する。


だが、先制点を奪ったのはナポリだった。59分、ジェマイリのドリブル突破から、最後はラベッシが右足シュートをゴール隅に沈める。ナポリは直後にもカウンターからチャンスをつくったが、カバーニは惜しくもJ・セーザルに止められた。

インテルは66分、スタンコビッチを下げてポーリを投じるが、流れは変わらず。71分にはガルガノのクロスからジェマイリの頭に脅かされたが、このシュートはポストの横にそれて救われる。78分にはセットプレーからネットを揺らされたが、オフサイドの判定で事なきを得た。

79分には、ミスからファラオーニを倒したアロニカが一発退場となり、インテルは数的優位に立つ。だが、チャンスらしいチャンスをつくれず、88分にようやく長友のクロスから絶好機を迎えたが、フリーのパッツィーニのヘディングは枠をとらえず。ロスタイムのファラオーニのシュートも外れて万事休すとなった。


不振が続き、進退が騒がれているクラウディオ・ラニエリ監督だが、辞任する考えはないと強調している。

不振から抜け出すことができず、公式戦8試合で7敗と深刻な危機にあるインテル。5試合連続で無得点のチームは、この日も後半に失点すると、終盤のチャンスを生かせず。ラニエリ監督の立場はますます危うくなっている。

それでも、ラニエリ監督は試合後、チームが気迫を失っていないことを強調している。

「我々は連敗している。だが、まだ勝利を取り戻そうという意欲、モチベーションはあるんだ。我々はナポリを攻めることができず、彼らに攻められて苦しんだが、それほど多くのゴールチャンスを許したわけではなかった」

「3位? 今は一歩ずつ進むことを考えよう。まずはゴールを取り戻さなければならない。あまりにも長くゴールを決めていないからね。彼らのゴールは我々が中盤でボールロストしたところから生まれた。それから気迫を見せたが、ひっくり返すことはできなかった」

だが、流れを変えられない現状に、マッシモ・モラッティ会長がラニエリ監督を更迭する可能性もあるだろう。指揮官は進退について問われると、次のように答えている。


「私が会長だったら(解任するか)? 分からないよ。それは彼に聞いてくれ。私だったら、ラニエリに責任はなく、続けなければいけないと言うだろうと言っておく。どうして身を引かなければいけないのか、分からないね。理由がない。辞任はしないよ。まだ私はこのチームを信じているからだ。交代策? サイドでナポリに苦しめられないように2人を交代したんだ」

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