リーガ・エスパニョーラ1部第25節、アトレティコ・マドリード 1 - 2 バルセロナ

バルサ、メッシ弾で好調アトレティコを退ける

2/26 21:30K.O.（日本時間翌5:30）
アトレティコ・マドリード	1 - 2	バルセロナ
	0 - 1	36' ダニエウ・アウヴェス
ファルカオ・ガルシア 49'	1 - 1
	1 - 2	81' メッシ
アトレティコ・マドリード： クルトワ；ミランダ■、ゴディン■、フィリピ、ファンフラン■、ティアゴ■、ガビ、アルダ■（86分シルヴィオ）、コケ■（77分サルビオ）、アドリアン・ロペス、ファルカオ・ガルシア■ バルセロナ： V･バルデス；プジョル、ダニエウ・アウヴェス■（71分クエンカ）、アビダル、マスケラーノ、イニエスタ、シャビ、ブスケッツ■、セスク■（77分ペドロ）、A･サンチェス■（84分ピケ）、メッシ■

２６日に行われたリーガエスパニョーラ第２５節、アトレティコ・マドリー対バルセロナの一戦は、アウェーのバルセロナが２－１で勝利を収めている。

本拠地カルデロンにバルセロナを迎えたアトレティコは、序盤から厳しいプレスと速攻で打倒バルサの意欲を見せる。５分には左からクロスを上げ、Ｖ・バルデスが取り損ねたところをコケが詰めて、バルサをヒヤリとさせる。

しかし、徐々にバルサも密集地帯を細かいパスで崩し、主導権を握っていく。８分にはアレクシスのパスを受けたメッシが、アトレティコＤＦを２人かわしてネットを揺らす。だが、コントロールした際に手でボールに触れたとしてハンドをとられ、この得点は取り消された。

ボールを支配するバルサは３５分、先制に成功する。中央をメッシがドリブルで駆け上がり、左サイドに走ったセスクにパスを送る。セスクがダイレクトで折り返した低いクロスに、ファーサイドでＤ・アウベスが合わせて先制した。バルサはこの得点で１点をリードし、後半へ向かう。

後半に入り、最初のチャンスをつかんだのはアトレティコだった。４８分、右ＣＫを得たアトレティコは、フアンフランにキッカーを託す。右足で蹴られたボールをブスケッツがクリアしきれず、後方へそらしてしまう。これをファルカオがジャンピングボレーで合わせて同点に追いついた。

グアルディオラ監督は７０分、Ｄ・アウベスを下げてクエンカを投入。さらに７７分、セスクに代えてペドロをピッチに送り込んだ。対するシメオネ監督もコケに代えてサルビオを投入し、前線の活性化を図った。

両者ともに譲らぬ好ゲームとなったが、８２分に決着がつくゴールが生まれる。試合を決めたのは、やはりメッシだった。ペドロが倒されて得た左サイドのＦＫを蹴ろうと、メッシとシャビが並ぶ。ＦＫの壁を整えようとＧＫクルトゥワが指示をしている隙に、メッシが左足で美しい弧を描くシュートをファーサイドに収めて、逆転弾を沈めた。主審が笛を鳴らしてプレーを止めたと思っていたアトレティコイレブンが抗議をしたものの、判定は覆らず得点が認められた。

１点を追うアトレティコは、８７分に右サイドのＦＫのチャンスを得る。放り込まれたボールのこぼれ球に、フアンフランがボレーで合わせるが、Ｖ・バルデスの好守に防がれてネットを揺らせず。さらに終了間際のＣＫにはＧＫクルトゥワも上がって総攻撃を見せたが、これも実らず１－２で敗戦した。だが、戦う姿勢を見せたアトレティコイレブンに、試合終了後観客からアトレティココールが送られている。

バルサは、好調アトレティコの勢いにも屈せず、メッシの一発とＶ・バルデスの好守で敵地にて勝ち点３を手にしている。