相手サポーターやマスメディアだけではなく、幾度となくバルセロナに敗れている現状にしびれを切らしたマドリディスタからも痛烈なブーイングを浴びせられるなど、これまで築いてきた地位がぐらつき始めているジョゼ・モウリーニョ。客観的にみても、現況は指揮に専念できる状態とは言えず、「モウといえども、さすがにこの状況には耐えかね、シーズン終了後にレアル・マドリーを離れるのではないか」と推測する専門家も数多く登場しているが、『Sunday Mirror』は次なる就職先として意外なクラブの名前を挙げた。それは躍進し続けるマンチェスター・シティである。
同メディアによると、モウリーニョはファーガソンが退任した後にユナイテッドの指揮を執る可能性を持っていたが、ファギーが健在であることや、以前に比べてイングランドでの早期復帰を考え出していることから、ロベルト・マンチーニの後任としてマンチェスター・シティで指揮を執る選択肢は十分にあり得るとのこと。本来であれば、成績の面では何も問題なく、解任させられる理由が見当たらないマンチーニが職を追われる可能性は低いのだが、シティの性格を考えると、一昨年にマーク・ヒューズが突然切り捨てられたように、電撃的な監督交代は起こり得ると見ているようだ。
これまでモウリーニョは「プレミアリーグで再び指揮を執りたい」という意向を示し、昨年にはラジオ番組で「私の情熱はイングランドにある。次はイングランドに戻って、可能ならば長い間いたいと思っている」と語るなど、復帰説を匂わせているが、シティで長期政権を築く未来像も描いているのだろうか。
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