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2011年9月22日木曜日

男子U-22ロンドン五輪アジア最終予選 日本vsマレーシア





9/21 20:00K.O.
日本日本2 - 0マレーシアマレーシア
東慶悟 10'1 - 0
山崎亮平 77'2 - 0
日本
権田修一;酒井高徳、濱田水輝、鈴木大輔、酒井宏樹、扇原貴宏(81分山口螢)、山村和也、東慶悟(68分山崎亮平)、清武弘嗣、原口元気、大迫勇也(59分永井謙佑)
観客:22504人 

U-22日本代表は21日、ロンドン五輪アジア最終予選グループC初戦でU-22マレーシア代表と対戦。前半10分にMF東慶悟のゴールで先制した日本は、後半31分にも交代出場のFW山崎亮平が加点し2-0で勝利。大事な最終予選の初戦で勝ち点3を獲得した。以下、試合後のU-22代表コメント


●DF酒井高徳(新潟)
「リスクを犯して出て行かないといけないと思うし、前半の内にもうチョット相手に圧力をかけてもよかったんじゃないかと思う」

―クウェート戦からメンバーが代わっている。コンビネーションは
「タカ(扇原)だったり、元気(原口)は下のカテゴリーでずっとやってきた仲なので、非常にコミュニケーションを取りやすいし、2人とも遠慮なく言ってくる。ボクも要求する訳だし、それが非常にいい連動を生んだのかなと思うし、日ごろから要求しあっていることが試合にいい影響を与えたのではないかと思う。自由にやらせると言うのはありますけど、元気は自分を活かしながらSBを活かす動き出しをしてくれた。それにタカが加わった中で3人で非常にいいコンビネーションが出来た。その中で(原口は)タメをつくってくれたので上がりやすかったし、ボクも元気の裏に出したり足元をシンプルに使ってあげるということは心がけていたので、お互い非常にいい関係で試合に入れた」

―初戦を終わって改めて
「初戦で勝ち点3を取れたことは今後へ向けてつなげられるのはよかった。マレーシアが引いてくるのは分かっていたのでチーム全体として圧力をかけていった。ボクとで元気とタカと連動して相手の嫌なところ嫌なところを突くことができたし、クロスもよかったと思う。あとは決めてくれれば・・・・・・。ディフェンスも攻撃の選手がポンポンと取ってくれれば落ち着いて試合運びできると思う。1-0が続いたりすると神経尖らせてないといけない。楽な試合にはできたと思う。ただ初戦の難しさを考えるとこれが妥当だと思う」

―怪我で苦しんできた
「2次予選は怪我で非常に悔しいところもあったし、自分としても不甲斐ない感じがしていた。怪我で自分のチャンスを台無しにするということで、とても悔しい思いを保ちながら試合に絡めたのはよかった。怪我っていうのはどれだけ自分を苦しめるかは分かった。怪我しないために自分の身体のコンディションは自分でもチームでも細かくやるようになった。それが今回につながったと思う」

―相手の13番(ザカリア)に苦しめられる場面もあった
「あまり高い位置でボールをもたれなかったので慌てて対応することはなかったが、ドリブルでどんどん前に来る選手だったので。交わされたくはなかったけれど、1本やられてしまったのでその1本を減らすのが自分の課題だと思う。これからしっかり対応と言うところは上手くなれると思う。こういう相手とやれたという経験を今後に活かしたい」

―弟(U-15代表のDF高聖)と兄弟でアジア予選を戦っている
「頑張っているみたいなので帰ってきたら話を聞いてみたい。(アドバイスは)まずは聞いてからになると思うけど」

●MF山村和也(流通経済大)
「相手が引いたところを崩していきたいと思っていた。回しながら裏のスペースを狙うと言う点については、後半に関しては突けていけたと思う。ただもっと意識していければよかった。自分自身もっとルックアップしていきたいし、取ったボールをそのままミスという形もあったので、取ったボールはしっかりつなげていきたい」

―攻撃が急ぎすぎた?
「少しリズム的には速すぎたというのはあるけど、急ぎすぎている部分もあったと思う」

―課題は体力?
「後半に関しては体力も落ちてきたと思う。その点を意識していきたい。後半、マレーシアは少し前がかりに来て危ない場面もあった。相手の運動量はあまり落ちなかったんじゃないかと思う」

●FW山崎亮平(磐田)
「(状態は)6、7割くらい。よくはなってきていると思う」

―ゴールを決めた
「チームで取った点なんでひとりだけの得点じゃない。点を取れたのはよかったけれど、もう少し点を取れたらよかった」

―相手は引いてきていたが
「ゴール前は相手も固めてきていたし、得点シーンはあそこにスペースがあると思っていたし、あそこで取れたのはよかった」

―監督からの指示は
「どんどん前にとは言われていた。裏だったり、前だったり自分なりにスペースを突こうと思っていた」

ー攻撃陣のレギュラー争いは激しいが
「みんな攻撃力もあるし、いい選手ばかり。その中でも攻撃と守備両方で貢献できるように運動量とかは意識している」

●MF扇原貴宏(C大阪)
「緊張はしなかったけれど、こうして日の丸をつけてオリンピック予選を戦えるというのは、やりたくてもできない人というのもいるので楽しもうと思っていた。すごいワクワクしていました」

―先発発表はいつ?
「スタメン発表はきょうですけれど準備はしていたので問題なかった」

―左サイドの連係はよかったが
「練習でもああいう形で自分が当てて高徳が上がってという形はやっていた。そういう点では受け手のほうもいい動き出しをしてくれていたと思うので、スゴク出しやすかった」

―中盤から飛び出す場面もあった
「相手を引っ張ろうと思ってちょっと高い位置を取ってみたりということはした。後ろにいても本格的には攻められない。だからちょっとアクセントをつけてやろうと思って。そういう意味では中盤は少し縦関係になろうと思った」

―守備で成長していると思うが
「ヤマくん(山村)とバランス取ってできていたし、センターバックの2人が跳ね返してくれていたのでバランスよくできていたと思う。後ろの声とかスゴクやりやすかった」

―チームで出場しているのは影響があるか
「チームでも出れている。こっちでもやるだけだったので出れてうれしい。試合には問題なく入れたと思う」

●FW原口元気(浦和)
―2-0という結果はどうか?2点目がなかなか入らなかったが?
「勝てたのは良かった。最低限の結果を残せたと思う。(2点目が遠かったのは)相手も必死にやってくるのだけど、決定的なチャンスはあったので、決めないといけなかったと思う。個人的には1点取りたかったと思う。しっかりつないでいたし、サイドからしっかり崩せたと思う」

―コンビネーションは?
「最初から狙っていたことはできていた。SBとCBの間で受けて、自分が前を向いて(酒井)高徳を上げるという攻撃がうまくいった。左はうまく崩せたと思う。狙いは嵌った。あとは最後のところで点が入ればというところ」

―仕掛けとチャンスメークはどちらに比重を置いた?
「今日はどちらかと言うと作るほうに専念した部分があったかなと思う。ただ、仕掛けた回数は少ないけど、仕掛けたときはしっかりシュートまで行けていた」

―後半があまり良くなかったが?
「相手がさらに引いてきたので若干難しくなった。でも、その中でも、もう少し高い位置で我慢してできれば良かった。みんなが引いてしまったので、攻撃に厚みがなくなったというか。途中から永井君が出てきたので、永井君の特徴をもう少し出してあげられればよかったと思う」

―次のアウェー戦に向けて、どんな課題を持って2ヵ月間を過ごす?
「もっと一層、決定力に磨きをかけていきたい。もっと厳しい戦いになると思うので、そういうところでしっかり結果を残したい。プレーの質は悪くなかったと思うけど、結果の部分がほしかったので、物足りないです」

―レッズとはかなり違う動き方だったが?
「レッズより動き出しが豊富だし、コンセプトも違うし。いろんな幅がある。シンプルにやりつつというのがこのチームのコンセプト。それが今日はできていたと思う。レッズでやっていることも凄い大切だし、それプラス、代表に来て違う事をやるのは凄い大切。自分の中で楽しんでやれていると思う」

―後半途中からトップ下もやっていたが?
「久しぶりだったし、相手も引いていたので難しかった。なかなか縦パスが入らなくなったので、何とか(下がってもらって)持ちあがろうと思ったのですが…。縦パスが入らなくなったのは、流動性がなくなったのと、全員が引いてしまったから。もう少し我慢しないといけない。でもいろんなポジションができたのは面白いです。あとは点だけ。そこはこだわっていきたい」

―初の90分フル出場については?
「これをベースにしたいので、90分出ないといけないなと思います」

●DF濱田水輝(浦和)
「みんな、もうちょっと点を取れたと思っているだろうけど、初戦ということで、勝って良かったなと思う」

―1トップへの対応はほぼ完ぺきだったのでは?
「そうですね。相手がけっこう引いてきたので、ロングボールの精度もあまり高くなかったですし、一人がチャレンジに行って、もう一人がカバーというのはしっかりできたと思う」

―守備機会はあまり多くなかったが、後ろでどういうことを考えながらプレーしていたのか。
「その中でもしっかりリスクマネジメントをして、集中を切らさずに、一発でやられないようにというのは試合開始から終わるまでずっと考えてやっていた。14番の1トップが引くことが多かったのだけど、引いたときでもCBがいくのか、ボランチがいくのか、声を掛けながらやって、うまく対応できた」

―ひやっとした場面もほとんどなかった。
「アーリークロスが来た場面と、後半の途中に押し込まれる時間帯があったくらいだったと思う。セーフティーに、しっかり足に当てて、最悪自分が触れなくても、相手に触らせないようにと思ってやっていた」

―前半にセットプレーの得点チャンスもあったが?
「あれは決めたかった。決めていればもっと楽になったし、大量得点で勝てる可能性も出ていたかなと思う」

―前の選手が難しいことをやり過ぎていたように見えたが、どうだった?
「特に前半は真ん中で崩すことが多かった。パスで通せたり、コントロールで抜けちゃったりしていたので、真ん中、真ん中という感じになったのだと思う。もう少しサイドに起点を作って、高い位置に行ってから真ん中に当てるということができれば、もう少し相手もバラけて攻撃できたのかなと思った。それはハーフタイムに話した」

―2-0の勝利だけど、難しさをあらためて感じたというのはある?
「そうですね。それは凄く感じました。格下と言われる相手でも、こんなに苦しめられる、こういう展開になるのだなと。アウェーだともっと大変になるのかなと。だからこそホームの試合をこうやってきっちり勝ったのは良かったと思う」

―原口を後ろから見ていてどうだった?
「ドリブルはもちろんのこと、ただ、焦るというか、すごく原口が下がってきてボールを触りたいと思っているのは感じたので、そこをもう少し我慢できれば。僕たちCBとボランチがもっとうまくボールを運んで、原口をもっと高い位置に置いたままボールを預ければもっと効果的なドリブル突破もできたのかなと思う。でも、引いてきてもボールを持って何かできる選手なので、それはそれでいいのかなと思いますけど」

―浦和とはやりかたが違う?

「チームだと原口がサイドに張って1対1、という感じですが、こっちだと連動性もあるし、原口自身、やりやすいと感じていると思う。こっちはこっちで、チームではチームで、両方頑張ってもらいたいです。チームは危ないですし…」

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