「シンジを壊すな!」-。7日のベトナム戦に出場する日本代表MF香川真司(22)を、
所属するドルトムントのクロップ監督(44)が心配している。
今季の香川は8月10日の韓国戦(札幌)、9月6日のウズベキスタン戦(タシケント)
出場のため帰国。
そして今回ベトナム戦(7日・神戸)、タジキスタン戦(11日・大阪)に出場してドイツに戻る予定だ。
この事態に苦虫を噛み潰しているのがクロップ監督だ。
ビルト紙に「いまいましい代表戦だ! 日本で少しは休息してきてもらえたらありがたいんだが」
と皮肉たっぷりにコメントしている。
同紙によれば、香川は今季2カ月で片道9300キロのドイツ-日本間を5度フライト。
さらに8月の韓国戦では東京-札幌が2000キロ、9月にタシケントまで6000キロ、
そこからドイツまでの4800キロを飛んでおり、「計5万9300キロを代表戦のために費やした」
と計算している。赤道1周(約4万キロ)を軽く超える距離。そ
してドイツ-日本間のフライトにかかる12時間と7時間の時差が、不調の原因だと指摘している。
香川は今季、欧州でいまだ2ゴール。アジア杯での骨折が完治して臨んだ新シーズンだったが、
ドイツ杯で1点、リーグ戦1点、CLでは0点といまだにエンジンがかからない状態だ。
“ゴールの魔術師”と絶賛された昨季の面影はなし。帰国直前のアウクスブルク戦では不調のあまり、
ドイツ入りして初めてケガ以外で出場機会を与えられなかった。
この決断を下したクロップ監督は「シンジは出たかったようだが、疲労がたまっているので休ませた。
日本代表戦を入れてこの2カ月で14試合。それは限界だ」とザックジャパンにやつあたりしている。
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20111007/soc1110070834000-n1.htm
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