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2011年10月3日月曜日

イタリア・セリエA第5節、ユヴェントス 2 - 0 ミラン 意外にこの男が2得点。




10/2 20:45K.O.(日本時間27:45)
ユヴェントス2 - 0ミラン
マルキジオ 87'1 - 0
マルキジオ 93'2 - 0
ユヴェントス
ブッフォン;リヒトシュタイナー、バルツァッリ、ボヌッチ、キエッリーニ、マルキジオ、ビダル(94分パツィエンツァ)、ピルロ、クラシッチ(55分ジャッケリーニ)、ペーペ、ヴチニッチ(89分マトリ)

ミラン
アッビアーティ;ボネーラ、チアゴ・シウヴァ、ネスタ(72分アントニーニ)、ザンブロッタ、ファン・ボメル、ノチェリーノ(84分アンブロジーニ)、K・ボアテング(89分)、セードルフ、カッサーノ(63分エマヌエルソン)、イブラヒモヴィッチ

ユヴェントスは2日、セリエA第6節でミランと対戦し、ホームで2-0と勝利を収めた。


負傷が心配されたピルロも無事に先発したユーヴェは、序盤から試合の主導権を握る。4-1-4-1の2列目が見事に機能。攻守の切り替えが早く、高い位置からのプレスでミランにプレーをさせず、ボールをうまく回してペースをつかむ。
徐々にチャンスをつくり始めたユーヴェだが、ネットを揺らすには至らない。27分のピルロの直接FKはGKアッビアーティに、36分のヴチニッチのミドルはクロスバーに阻まれる。41分にもパスをつないで、マルキージオが見事なトラップからシュートに持ち込むが、これは勢いがなかった。

攻めながらもゴールを奪えずに前半を終えたユーヴェは、後半に入っても勢いを緩めない。47分にはピルロのクロスをニアサイドですらし、最後はボヌッチが体に当ててゴールを狙ったが、ここもアッビアーティの素早い反応に防がれた。

押されっぱなしのミランは51分、ようやくチャンスをつかむ。カッサーノのクロスに、逆サイドのボアテングがダイレクトで合わせたが、GKブッフォンに阻まれた。思うようにプレーをさせてもらえず、イブラヒモビッチが孤立したミランは、試合の流れを変えることができない。

76分のビダル、80分のヴチニッチと、立て続けに決定機を迎えながら、あと一歩でゴールが届かなかったユヴェントスだが、スコアレスドローが見えてきた87分、ついに待望の先制点を奪う。マルキージオがビダル、ヴチニッチとの連続ワンツーでエリア内に侵入。すると、ボネーラがクリアしたボールがマルキージオに当たり、ボールはネットへと転がり込んだ。

直後の89分、ボアテングが2枚目のイエローカードで退場となり、ユーヴェは数的優位のアドバンテージも手にする。するとロスタイム、カウンターからマルキージオがミドルを放つと、これがアッビアーティのミスを誘って追加点となり、勝負を決した。

90分間をとおして豊富な運動量で攻め続け、昨季王者を相手に見事な勝利を収めた。

Marchisio-Van Bommel - Juventus-Milan - Serie A (Getty Images)


アントニオ・コンテ監督は試合後、チームのパフォーマンスに満足感を示す一方で、まだユヴェントスがビッグチームになるために学んでいる途中だと強調している。
キックオフから積極的な姿勢でミランを圧倒し、90分間をとおして試合を支配したユヴェントス。ゴールこそなかなか生まれなかったが、終盤にMFクラウディオ・マルキージオが2得点を挙げ、大一番を制している。
コンテ監督は試合後、イタリア『スカイ』のインタビューで、次のように話している。

「我々はアグレッシブで、まとまっていた。チームとしてプレーしたし、それが今夜の最も重要なことだった。ミランには一瞬でやられかねないし、もっと早くゴールを決めることもできたはずだが…」

「我々はまだ、ビッグチームになるために学んでいるところだよ。意欲と犠牲を払うスピリットを注いでいる。このまま続けなければならない。常にチームとして戦うんだ。ユーヴェに約束できるのは、最大限の努力をすることだけだからね。我々には良い選手たちがいる。彼らは一流にならなければいけない」

昨季王者を相手に快勝したユーヴェだが、MFミロシュ・クラシッチだけは良いパフォーマンスを見せることができなかった。しかし、コンテ監督は次のように話している。

「おそらく、今の我々は彼に、かつてはやっていなかったことを求めている。でも、私としては、彼はよくやってくれたよ。彼は強い選手で、ポテンシャルもある。さらに改善できるはずだ」

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