序盤からサントスが個人技を見せつける一方、柏も組織力で対抗する展開に。先制点を奪ったのはサントスだった。19分、ネイマールがバイタルエリアでボールを受けると、巧みなフェイントから柏守備陣を振り切り、左足から芸術的なシュートを放った。ゴールネットへ吸い込まれ、リードを奪う。さらに24分にもボルジェスが決めて、南米王者の実力を見せつけた。
しかし食い下がりたい柏は54分、ジョルジ・ワグネルのCKから酒井宏樹が頭で叩き込み、1点を返す。
だがサントスは63分、ゴール前でFKのチャンスを得ると、ダニーロが正確なシュートでゴールを射抜き、再びリードを2点に広げた。その後、柏は決定的なシーンを作ったものの、得点を奪うことはできず。結局、3-1でサントスが勝利し、決勝への切符を手にした。
試合には勝利したサントスだが、数字を振り返るとシュート数は8本、コーナーキックは1本だったのに対し、柏レイソルはシュート数14本、コーナーキックは9本にも及び、ボール支配率でも上回っていた。特に果敢にオーバーラップを仕掛けた右サイドバックの酒井宏樹から何本も決定的なチャンスが生まれており、視察に訪れていたザッケローニ代表監督に対し絶好のアピールができたと言えるだろう。
12/14 19:30K.O. | ||
柏レイソル | 1 - 3 | サントス |
0 - 1 | 19' ネイマール | |
0 - 2 | 24' ボルジェス | |
酒井宏樹 54' | 1 - 2 | |
1 - 3 | 63' ダニーロ | |
柏レイソル: 菅野孝憲;酒井宏樹、近藤直也、増嶋竜也、橋本和(80分兵働昭弘)、大谷秀和、栗澤僚一■、レアンドロ・ドミンゲス■、ジョルジ・ワグネル、田中順也(65分澤昌克)、工藤壮人(46分北嶋秀朗) サントス: ラファエウ;ダニーロ(91分ブルーノ・アギアル)、エドゥ・ドラセナ、ブルーノ・ロドリゴ、ドゥルヴァウ、エンリケ■、アロウカ、エラーノ(59分アラン・カルデク)、ガンソ、ボルジェス(80分イブソン)、ネイマール | ||
サントスが決勝へ |
なお、サントスは決勝戦で、FCバルセロナ対アルサッドの勝者と、3位決定戦に回った柏は、同試合の敗者と18日に横浜国際競技場で対戦する。
ネイマールとマッチアップする酒井宏樹
意地のヘッドで1点返す酒井宏樹
後半運動量の減ったネイマール
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