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2012年4月25日水曜日

チャンピオンズリーグ 準決勝第2戦、バルセロナ 2 - 2 チェルシー


チェルシー、10人で耐え抜いて決勝へ





●ロングバージョン



4/24 20:45K.O.
スペインバルセロナ2 - 2イングランドチェルシー
ブスケッツ 35'1 - 0 
イニエスタ 44'2 - 0 
 2 - 145' ラミレス
 2 - 292' フェルナンド・トーレス
バルセロナ
V・バルデス;プジョル、ピケ(26分ダニエウ・アウヴェス)、マスケラーノ、シャビ、ブスケッツ、イニエスタ、クエンカ(67分テージョ)、セスク(74分Se・ケイタ)、A・サンチェス、メッシ

チェルシー
チェフ;イヴァノヴィッチ、G・ケイヒル(12分ボジングワ)、テリー(37分)、A・コール、ミケル、ラウール・メイレレス、ランパード、ラミレス、マタ(58分S・カルー)、ドログバ(80分フェルナンド・トーレス)
観客:95845人 2試合合計3-2でチェルシーが決勝へ

チェルシーは前線にドログバを置いて、あとはほぼ全員で守備を固めて入るが、バルセロナは、ファーストレグ以上に攻撃の人数を増やした。開始3分、メッシがワンツーでペナルティーエリア右に侵入してシュートを放ったが、右足でのシュートは枠を外れる。しかし、立ち上がりからゴールを予感させた。

7分、チェルシーにトラブルが発生。アレクシスのドリブルについていったケイヒルが左ももを負傷する。一度はピッチに戻ったものの、ベンチは十分な状態ではないと判断。12分にボジングワと交代して、右サイドバックだったイバノビッチが中央に移った。

チェルシーは16分、ロングボール一本でゴールを目指す。チェフのパスをディフェンスラインの裏で受けたドログバが、ペナルティーエリアに走り込んだ。しかし、飛び出したGKバルデスがパンチングでクリアに成功する。

しかし、バルセロナはこのプレーでピケを失うことになった。ドログバについて戻ってきたピケは、バルデスと激しく接触して頭部を激しく打った模様。ケイヒル同様、一度はピッチに戻ったが、26分にD・アウベスと交代している。

両チーム負傷で1人ずつを失った後、先手を取ったのはバルセロナだった。35分、D・アウベスのパスをペナルティーエリア左で受けたクエンカが、中央にグラウンダーのクロスを入れる。飛び込んだプジョールとアレクシスの後ろを抜けてファーに流れたボールをブスケッツが押し込み、バルセロナが2試合合計スコアで同点とした。

するとチェルシーは、一番集中を切らしてはいけない選手が乱れてしまう。37分、ボールに関係ないところでアレクシスにひざ蹴りを見舞ったテリーが、この行為を審判に見られていて一発レッド。主将の退場で、チェルシーは10人になった。

先発のCB2人を失ったチェルシーは、ボジングワをCBにして、ラミレスが右サイドバックとなった。しかし、やはりチェルシー本来の強固さはない。

バルセロナは43分、アレクシスの横パスを敵陣中央で受けたメッシが、ペナルティーエリア左にパスを通すと、GKと1対1になったイニエスタが冷静にゴールを奪う。

10人で逆転されたチェルシーは、絶望的な状況かと思われたが、テリーからキャプテンマークを託されたランパードが望みをつなぐ。前半ロスタイム、ランパードのスルーパスでラミレスが抜け出すと、ペナルティーエリア右からラミレスは余裕を持ってループシュート。これがゴールネットを揺らして、アウェーゴール差で再びチェルシーがリードを手にした。

再びゴールが必要になったバルセロナは、数的優位を生かして、後半も圧倒的にボールを支配。するとチャンスはすぐに訪れた。48分、セスクがペナルティーエリア内でドログバに倒されて、PKを獲得。しかし、メッシがこのPKをクロスバーに当ててしまい、勝ち越しゴールにはならない。

チェルシーは、58分にマタと交代で入ったカルーとドログバにも守備をさせて、最終ラインに6人が並ぶ時間が多くなった。しかし、このシステムでもバルセロナの攻撃は抑えきれない。62分にクエンカがペナルティーエリア左でフリーになるなど、決定的なシーンもあった。それでも、チェルシーは最後の砦チェフが、抜群の安定感でゴールを守る。

バルセロナは67分にクエンカを下げてテジョを投入。74分にはセスクを下げて、ケイタがピッチに入り、交代枠を使い切る。チェルシーは80分、ドログバに代えてフェルナンド・トーレスを送り込み、こちらも交代枠がなくなった。それでも、試合展開は変わらない。攻めるバルセロナと、守るチェルシーの根比べとなる。

82分には、D・アウベスのクロスからアレクシスがゴールネットを揺らすも、D・アウベスの位置がオフサイドで、ゴールは認められない。その直後には、メッシが強烈なミドルシュートを放ったが、チェフの手をかすめたボールは、ポストに当たって跳ね返った。

耐え抜いたチェルシーは、後半ロスタイムに試合を決めた。ハーフウェーライン付近に残っていたF・トーレスがクリアボールをフリーで拾うと、敵陣を独走。GKバルデスをかわして、無人のゴールにファイナル進出を決めるシュートを流し込んだ。

チェルシーのCL初優勝が懸かった決勝の相手は、25日に決まる。レアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘンの勝者と、5月19日にミュンヘンで対戦だ。

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