人気の投稿

2011年8月20日土曜日

U20ワールドカップ 注目選手の総括


◆優勝:ブラジル (5回目)
◆準優勝:ポルトガル
◆3位:メキシコ
◆ゴールデンボール賞(最優秀選手賞)
エンリキ(ブラジル):ゴールデンボール
・ネルソン・オリベイラ(ポルトガル):シルバーボール
・ホルヘ・エンリケス(メキシコ):ブロンズボール

◆ゴールデンブート賞(得点王:同ゴール数の場合アシスト数が加味される。 アシスト数も同じ場合はプレー時間が加味される)
エンリキ(ブラジル):5ゴール3アシスト:ゴールデンブート
アルバロ・バスケス(スペイン):5ゴール2アシスト:シルバーブート
アレクサンドル・ラカゼット(フランス):5ゴール1アシスト:ブロンズブート

●ゴールデングローブ賞(最優秀GK):ミカ(ポルトガル)

◆フェアプレー賞:ナイジェア


=では総括=

●ブラジル
大会前からポルトに入団が決定していた右SBのダニーロ。果敢なオーバーラップからのクロスやきり返しての精度の高いミドルシュート。中盤も出来るユーティリティープレイヤーでおある。唯一の課題と言えば守備の役割ができていないこと。それはもっともブラジル代表全体の問題でもあるが
決勝戦で2点もとられたのに優勝できたのはコウチーニョドゥドゥそして決勝でハットトリックしたオスカーの充実した中盤構成にあるだろう。もっともコウチーニョは決勝ではさすがの疲れもあってか凡庸なプレーに終始していたが準決勝まで勝ち進んだブラジルの原動力の中心にあったのは間違いなくコウチーニョであった。そして今大会5点を要所要所大事なところで鋭い切り替えしでかつモーションの早いシュートで5ゴール3アシストの記録をあげたエンリキにもビッククラブから声がかかる日も近くはないだろう。


●ポルトガル 
もちろん決勝でブラジル相手と言うこともあって引き気味に最終ラインを保っていた、もちろんみんな水準以上のテクニックを持っていた選手ばかりだったがその中でひとつ次元の違うプレーを見せていたのはFWのネルソン・オリヴェイラ。しかしFWとはいっても右から左からボールを受けると打つべき場面では必ずシュートをうち、時間帯も考えてボールキープしなければいけない時間ではボールを落ち着かせることが出来る非常に器用なCFという印象だったあえてもう一人を挙げるとするならば15番のダニーロペレイラは187㎝という長身を生かし、リーチも長くてニュー・ビエイラ(元フランス代表MFで世界最高峰のボランチ)と呼ばれていたとか。守備の場面ではたしかに存在感をはなっていた。



●スペイン
レアル・マドリー所属のセルヒオ・カナレスはGLではさすがと思われる活躍だったものトーナメント本戦からは勢いがやや尻すぼみに。やはりテクニシャン気質の欠点なのか、白熱した試合、劣勢気味の試合では存在感が薄くなっていた。ブラジルとの事実上の決勝戦ともいわれた準決勝では、アルバロ・バスケスが同点ゴールを叩きあげ、勝負強さを発揮。惜しくもPK戦では敗北したがバスケスは5試合5得点で平均出場時間での得点率は2.05という驚異的な数字を残した。GKのフェルナンドパチェコが韓国戦で3度の決定的なセーブを見せる。


0 件のコメント:

コメントを投稿