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2011年8月17日水曜日

【ネタ】本田圭介さん あの人は今

本田圭佑さん 【あの人は今こうしている】
名鉄西尾線・上横須賀駅近くでトルコ料理屋を

 22日、CSKAモスクワがチャンピオンズリーグ優勝パレードを行った。スルツキ監督が就任
20年目の悲願だったが、そのCSKAの中盤にかつて攻撃の中心として君臨した日本人MFがいた。
本田圭佑さんだ。膝の故障から、2014年に28歳の若さで引退した本田さん、今どうしているのか。

「いらっしゃ~い」。名鉄西尾線上横須賀駅から歩いて3分。「トルコ料理 本田」のえび茶色
の暖簾をくぐって店内に入ると、白いタオルを頭に巻いた本田さんの元気な声に迎えられた。

「何にしましょう? ウチは本場のトルコスタイルのセルフ店なので、練りたてのアイスクリーム
をお好みで取っていただいて、レジで精算します」
ケバブは冷・温2タイプ、トルコアイスは1玉380円から。100円からあるシミットはこの日、12
種類並んでいた。

「去年の4月にオープンしました。暖簾の『Хонда』という文字はスルツキ監督に左手で
書いていただいたものだし、開店に合わせてスポーツ紙やテレビでも取り上げてもらった。
おかげで、県外から足を運んでくださるお客さんが多かったのはうれしかったですね」

 とはいえ、その分、プレッシャーも大きかったという。
「ケバブ好きはターキッシュエアラインズに乗って本場・トルコまで食べ歩きに出かける時代でしょ。
わてが修業したアンカラの老舗『ケバブのなかにし』はコシが強くてモチモチ感があるのが特徴だから、
硬いくらいに歯応えがあるのがケバブだと信じ込んでる人にはモノ足りないようなんです。
それで怒られちゃったこともあるけど、それも修業のうち。我慢、我慢です」

●朝7時から午後3時まで。「夜までは体がもちません」

 店を訪れたのは午前10時過ぎ。中途半端な時間にもかかわらず、客足は途切れない。

「朝7時開店の午後3時店じまいもトルコスタイルです。“夜もやってよ”と常連さんに
よくいわれるんですが、生地を練るのも打つのも、アイスを作るのもボクひとり。
サッカーで鍛えたといっても、夜までは体がもちません」

 ちなみに、上横須賀からは夫人の実家が近い。

 さて、05年、石川県星稜高校から名古屋グランパスに入団した本田さんは、2年目には
早くもレギュラーを掴む。09年には当時オランダ2部のVVVフェンロのリーグ優勝に貢献した。

「でも、その頃からエアオファーが原因の膝の故障に悩まされていましてね。
何度もオファーを受けてはエアー。12年、トルコで泣く泣く引退しました」

 そんな折、コートジボアール出身の先輩でDFのエマニュエル・エブエさんに紹介され、
「ケバブのなかにし」で夫人と1年半の出稼ぎ。その後、開店にこぎつけた。

「去年の11月に長男が生まれ、仕事が終わったら自宅直帰です。子供と毎日遊べて、成長を
肌で感じる喜びを実感してます。地方回りが多いサッカー選手よりも、うどん屋の店主になって
正解だったんじゃないでしょうか」

(終)


*架空のネタ記事です。事実ではありませんのでご注意ください。

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