ファン・ペルシーが同点ゴールを記録した3分後にエースの同点弾をアシストしたアレックス・オクスレイド・チェンバレンをベンチに下げ、アンドレイ・アルシャヴィンを投入したのだが、この決断に対して、チェンバレンが下がるときは拍手が起こったが同時にアルシャビンが投入されると、あちこちからものすごいヤジとブーイングが飛び交った。
交代を告げられたのに気付いたファンペルシーまでもがフロントに向かっていらだった様子で「ノー、なぜだ!」というような態度を取っていた。
試合が終わった後も、この交代について現地フォーラムでもサポーターの怒りと疑問の声がとどまることはなかった。
ちなみに試合後のベンゲル監督はインタビューでこう語っている。
・なぜアシストを決めたチェンバレンを下げアルシャビンを投入したのですか?
「ファンの怒りはよく理解できる。しかし私は正しい判断をしたと思っている。チェンバレンは試合前からもともと疲労がたまっていた。そして後半に入ってからは足が痙攣しだしていたんだ。もちろんファンはチケットを買っているのだから、自分の感情を表現する自由はある事も理解している」
・交代となったときファンペルシーの反応については?
「私はその反応は見ていなかった。今日の試合は負けた。これから勝利に向かってチームは団結していかなければいかない」
・上位4チームとのCL出場権を争いについて
「私たちはもう1ポイントも落とす余裕がなかったので、この結果で非常に厳しい状況になった。しかし今日の試合はポジティブな要素もあった。前半の内容はいい出来とは言えなかったが、後半はチームはまとまり非常にいいプレーをしたと思う。それが結果に結びつかなかったのが残念だね」
というようなものだった。
期待の若手イングランド人を下げ、移籍をほのめかし、守備でも散漫なプレーが目立つアルシャビンを出したということも、ファンの怒りを助長させた原因であろう。アルシャビンについては古巣のゼニトと800万ユーロ(約8億円)ですでにクラブ間合意に至ったという噂も報じられていたところだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿